業務用製パン・製菓用フィリングメーカー
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2017年春を大予測!
弊社独自の調査をもとに、2017年春の傾向を予測。春発売商品の開発に、是非ご活用ください。
【菓子パン】
■春にチョコが新定番!
関西で注目したいのは、新商品に使われている素材ランキングでのチョコの急増です。例年、苺や桜で売り場が春一色になるところですが、2016年はチョコが存在感を放っていました(表①)。 そこで、新商品に限らず、全商品で使われるチョコの推移を見てみたところ、ここ2年でピークが冬から春に移動していることがわかりました(グラフ①)。新商品だけを見ると、変わらず冬がピークですが、冬のチョコ商品が春まで残っている上に、春にも新商品を出すことで、春にチョコが充実しているようでした。 チョコは重ねて食感に変化をつけるなど、様々に新しさを出せるところが魅力的です。チョコ好きも多い為、チョコ商品は出せば売れます。 春はチョコの口どけの良さを一番実感できる季節です。春らしい素材での売り場演出はもちろん重要ですが、並行して新しいチョコ商品を登場させることが消費者のワクワク感を高めるのではないでしょうか。
■多種のチーズと、蜂蜜で広がるアイテム!
関西・関東ともにチーズを使った新商品も増加しました。去年は春らしい苺や柑橘との組合せが中心でしたが、今年は蜂蜜との組合せも多く見られました。また使われているチーズの種類も、今年は菓子パンには珍しいゴーダチーズやブルーチーズなど、広がりが見られました。 また関東では、蜂蜜が増加しました。フェアで取り上げて、レモンや林檎、バターやチーズなどと組合せて商品展開をしたお店も見られました。蜂蜜という素材1つでアイテム数を広げられるのも面白いのではないでしょうか。
【惣菜パン】
■なじみのある和素材で目新しさ!
惣菜パンでは、関西・関東ともに去年と同様の傾向で、野菜とチーズたっぷりのヘルシーかつボリュームのある商品が多く見られました。ただ今年は、関西・関東で魚介類が増加傾向で、パンで定番の明太子のほか、海老やしらす、あおさ、海苔、ひじきなどの、風味を楽しむ旨味素材が見られました。 そして、同じく調味料も増加しました。去年と使用素材を比較すると、マヨネーズやケチャップなどの定番調味料もあるものの、今年は醤油や生姜、柚子胡椒などの和風調味料も登場しました。 来春は、目新しい素材を使って新しさを出すというより、和食などで普段なじみのある素材を使って、パンで新しさを出すのはいかがでしょうか。